北陸新幹線の開業を機に、文化で福井を盛り上げようと意気込む高校生がいます。

敦賀高校・森野巧巳さん「ぼく歌謡曲が好きで、一番はちあきなおみ。僕らからしたら懐かしいじゃなくて、逆に新鮮」

自宅にはレコードがなんと1000枚!昭和レトロをこよなく愛する高校1年生・森野巧巳さん。
福井の魅力を方言で発信しようと、県内の高校生24人が月1回集まり方言辞典を作っています。
リーダーの森野さんは、実際にお年寄りを訪ねてリサーチを重ねました。
久保田アナ「森野くんが福井弁でおもしろいと思った言葉は?」
森野さん「こっちやとふつうに“こんにちは”なんですけど、勝山や大野だと“かたいけの”って言う」
久保田アナ「かたいけの?あわらは使わないですね」
森野さん「あっちは“かたいけの”って言ったら元気やったら“かたい”って言う」久保田アナ「カチカチのかたいじゃなくて?」
森野さん「あいさつひとつみても全然違うなと」

現在、辞典に載せる方言105をピックアップ。
来月末の完成を目指して編集中です。
森野さん「雪が降る前にめっちゃデカい雷が鳴ると、これを“ゆきおこし”。文化という面で、例えば方言だったりとかをダサいと福井県民思う人が多い。それがよく言う文化離れだと思う。僕が今思う文化離れは無関心。無関心だと本当に何も知らない・何もしない。それが一番危ないと思ってて、僕ら高校生や若い世代は新しい文化を作るんですけど、残せるっていうのも僕らしかいない」