今年は花粉の飛散量が多いと予想される中、福島市のクリニックでは患者が増え始めています。
花粉症の専門医は、今年は、これまで症状が無かった人も注意してほしいと警鐘を鳴らします。
しぎはらクリニック・鴫原晃院長「いま花粉症じゃない人も、次の日には花粉症になっているかもしれないので注意したほうがいい」
そう話すのは、アレルギーが専門でしぎはらクリニックの院長・鴫原晃医師です。
鴫原さんのクリニックには、すでに花粉症の症状が出て受診する人が増えていて、その数は例年より3割ほど多いということです。

花粉症の患者「先週あたりからもう鼻がムズムズしてきているので(今年は)少し早いかなという気がする」
しぎはらクリニック・鴫原晃院長「例年よりも花粉が多いという予想がされていますし、実際に多いんじゃないかと思う。例年より1~2週間前から来られる人が多い」
鴫原院長が特に注意を呼びかけるのは、これまで花粉症の症状が出たことのない人です。
しぎはらクリニック・鴫原晃院長「花粉が多い時に限って発症する人も多いので、花粉が多くなれば症状が出る人は多くなると思う」
花粉症の発症には諸説ありますが、「コップ理論」と呼ばれる説があります。
それぞれの人の花粉の許容量をコップに見立てて、それを超える量の花粉が入ってくると、これまで症状が無かった人でも発症してしまうというものです。

このコップ理論から、鴫原さんは症状の有無に関わらず、普段から「花粉を浴びないようにする」対策が必要だと話します。
しぎはらクリニック・鴫原晃院長「原則は(花粉を)浴びないことなので、マスクや眼鏡をするとか、花粉が付きにくいツルツルした服を着るとか、そういう所を注意していただきたい」














