2月14日はバレンタインデーです。女性が大切な人にチョコレートを渡すこれまでの認識が変わりつつあります。

※今野七海記者「こちらのお店ではバレンタインチョココーナーのほか、ショーケースにはバレンタイン限定のケーキなどがたくさん並んでいます」

「二階堂イートファン」(青森市)では今年、バレンタイン限定の商品を約20種類取り揃えました。売れ筋は、ハート型のチョコレートケーキや可愛らしく装り付けられたカラフルなマカロン。また、世界文化遺産となった北海道・北東北の縄文遺跡群にちなんで縄文時代をイメージした勾玉型のチョコレートは新作。どれにしようか、目移りしてしまいます。

※二階堂イートファン 二階恵美販売店長
「週末・土曜日曜が一番忙しかったが、本日も駆け込みで来ているお客さんが結構多いです。コロナが収束して、皆さんお友だちとか周りの方に配る方が多いのかなと今年は思っております。」

※女性客「お世話になった人にいま買っていました。」「家族にあげようと思って。一緒にみんなで食べようと思って」

皆さんは、今年、何チョコを用意しましたか?市場調査会社の「インテージ」が全国の15歳から79歳の女性を対象に行った調査では、家族に贈る「家族チョコ」が41.8%でトップ、次いで「自分チョコ」13.2%、「友チョコ」11.4%となっています。一方、「渡す予定なし」も4割を超えました。実は最近、女性からではなく男性からプレゼントを贈る動きも見られています。

※男性客「奥さんに渡します。感謝でお互いに渡しあうみたいな」
※男性客「妻と妻のお母さんに(渡します)もらおうとかじゃなくてあげたいから」

実は、海外ではバレンタインデーは、“男性から女性へ愛を伝える日”という認識が主流だといいます。これについて街の人たちに聞いてみると…

※男性「見かけたことはないですね」「バレンタインには渡さないですね。もらうのが基本だと思います」あまり浸透していない様子です。
※女性「お返しはもらうけど、バレンタインにはもらわない」「弟からもらいます。チョコもらいました」「英語部のALTの先生が(バレンタインに)プレゼントするって言っていました。(もらえたら)うれしいです逆バレンタインみたいな感じで」

フラワーショップ「パセリー菜八戸本店」(八戸市)です。2010年に花き業界の有志が「フラワーバレンタイン推進委員会」を発足させ、欧米のように大切な人に花を贈って感謝や愛を伝える習慣を広め始めて以降、その取り組みに賛同して毎年、バレンタイン限定の花束を用意しています。

※パセリー菜八戸本店 熊野大介店長
「フラワーバレンタインは欧米では広く感謝を伝える日として一般的ですが、日本ではなかなか浸透していない。日頃は感謝を伝えるのは恥ずかしいと思いますが、これを機に花を使って感謝の気持ちを伝えていただければ」

欧米から伝わった男性から女性へ気持ちを伝えるバレンタイン。青森県内でもこれから広がりをみせそうです。