世界文化遺産「北海道・北東北の縄文遺跡群」を構成する17の遺跡について、遺産の保存管理に関する行動計画を個別に策定することが決まりました。
縄文遺跡群世界遺産協議会が14日オンラインで開かれ、17の遺跡がある4道県の担当者が参加しました。会議では、世界遺産に登録された2021年度に17の遺跡を訪れた人の合計は、約27万6000人と前の年度から13万人増え、世界遺産登録でさらに増加したことなどが報告されました。これを踏まえ、今後も遺跡の価値を守るために、2024年度からの5年間、17の遺跡ごとに新たな保存管理の行動計画を策定することが決まりました。
※縄文遺跡群世界遺産協議会 岡田康博会長
「世界遺産になったということは世界に約束していますので、保全が後退したと受け取られることのないように計画を充実させていく必要がある」
新たな行動計画で、現在、世界遺産委員会が重視している景観の保全対策などを念頭に2024年度末の策定を目指しています。














