雪解けが進むこれからの時期に備え、金沢市では雪解け水がしみ込んだ斜面からの土砂災害を防ぐため、丘陵地などをパトロールしています。

金沢市が行う土砂災害警戒パトロールでは、雪が解けた傾斜地に水が湧き出る箇所がないかなど、市内31の住宅団地を13日から4日間かけて点検します。
金沢市山王町の山王団地では、職員が棒状の器具を刺し、土砂の固さや土質を確認し、住民に説明しました。

金沢市道路建設課がけ地対策室の吉倉良技師は「この斜面には特に異常は見られなかった。こういったパトロールを行って防災意識の向上や災害を未然に防ぐなどにつながれば」と話します。

金沢市東長江町では去年2月、住宅に面した斜面で大規模な土砂災害が発生していて、市では危険性のある箇所については、所有者への適切な維持管理を呼びかけるとしています。

去年2月に土砂災害が起きた金沢市東長江町