4月に開幕する女子サッカー・なでしこリーグ2部で戦う「吉備国際大学シャルム岡山高梁」と「岡山湯郷ベル」です。今シーズン、両チームともに日本代表の経験をもつ実力者の活躍で、1部昇格を狙います。その今年のシャルムの陣営とは?

「せーの、できる!できる!できる!」

高梁市をホームに活動する、吉備国際大学シャルム岡山高梁です。大学生を主体に45人の選手が所属しています。

昨シーズンは、リーグ戦で順位を一つ上げ6位になりました。今シーズン、チームの掲げる目標は「1部昇格」です。

今シーズン、キャプテンを担うのが、加戸由佳選手です。岡山県倉敷市出身の加戸選手は2004年・中学2年生の時に岡山湯郷ベルに入団するとチームの中心選手として活躍。なでしこジャパンにも選ばれました。

その後、バニーズ京都を経て一昨年、シャルムに加入。当時、最下位と苦しんでいたチームの立て直しに、力を尽くしてきました。

(加戸由佳選手)「シャルムとしては、なでしこリーグ1部昇格をすることです。そのために私ができることは、選手一人一人を輝かせることであったり、手を取り合って心を一つにしていけるように支える立場となって、昇格の目標を達成できるようにしていきたいと思います」

(太田真司監督)「彼女は、なでしこリーグ250試合に出場しているほどの経験をもった選手なので、彼女の経験、そして彼女の思いをピッチ内で表現することが、チームをけん引してくれる力になる」

チーム力の底上げを図るため、今シーズン、社会人選手9人が新たに加わりました。このうちの一人が、アンジュヴィオレ広島から加入した神田若帆選手です。攻撃型MFとしてチームの得点力アップが期待されます。

(神田若帆選手)「得意なプレーは攻撃のところなので、もちろん自分でゴールするところと、味方をうまく使えるようなプレーができればと思います」

なでしこリーグ2部は、4月1日に開幕。初戦から「岡山ダービー」でベルとシャルムが激突します。