ウクライナへの軍事侵攻から1年となるのを前に攻撃を強めるロシア側は、東部の要衝バフムト近郊の集落を制圧したと主張しました。

ロシアの軍事会社「ワグネル」の創設者プリゴジン氏は12日、SNS上にウクライナ東部の激戦地バフムトのすぐ北に位置する集落に立つワグネルの戦闘員とみられる映像を投稿。集落を占領したと主張しました。

一方、中部ドニプロペトロウシク州の当局者は、ロシア側による砲撃があり1人が死亡したとしています。

こうした中、イギリス国防省は12日、最近のロシア軍の死傷者数が急増し、去年2月の侵攻直後以来、最も多い可能性があるとの分析を発表しました。訓練を受けた兵士の不足や現地での軍備品の補給不足などが原因だとしています。