フードロス削減のために作られた缶詰を防災に役立ててほしいと、きょう(12日)玉野光南高校の生徒が地域で報告会を開きました。

報告会は地域の防災訓練の中で行われました。生徒のアイディアは廃棄予定の食材を使って作る缶詰「コノヒトカン」の活用方法を募るコンテストに応募したものです。倉敷市の一般社団法人が開発した缶詰で、生徒たちは地域の防災訓練で活用することを提案。フードロスの削減だけでなく住民の防災への意識を高めるアイデアだとして、参加した12の高校の中から最優秀賞に選ばれました。

(玉野光南高校2年生 清水陽介さん)「地域の人の非常食になると思うので、備蓄品としての使い方も考えていければと思います」

報告会のあとには住民にコノヒトカン50缶が贈られました。玉野光南高校では今後も缶の活用方法を考えていきたいとしています。