以前イブニングニュースでは、倉敷市の民家で起きた「ネコの多頭飼育崩壊」についてお伝えしました。その飼い主の高齢女性が、劣悪な環境でネコを飼育していた疑いで、きょう(3日)書類送検されました。

動物愛護法違反の疑いで倉敷区検に書類送検されたのは、倉敷市に住む家政婦の70歳の女性です。

警察によりますと、女性は今年3月、倉敷市の自宅で、ネコの排せつ物や死骸が放置されている劣悪な環境で、

3匹を飼育し虐待した疑いが持たれています。

女性は1人暮らしで、自宅からはこの3匹を含めた66匹のネコが保護されました。警察の調べに対し、女性は容疑を認めているということです。

また、経緯については「2010年ごろから仕事が忙しくなり、フンの片付けをしなくなった」

「次第にフンや死骸が増えていったが、何から手をつければいいのか考えるのが面倒くさくなった」などと話しているということです。

倉敷市保健所によりますと、保護された66匹のうち18匹はすでに新たな飼い主への譲渡が決まっているということです。