メジャーリーグ・パドレスと6年総額1億800万ドルで契約延長したダルビッシュ有(36)が日本時間11日に会見を行った。ダルビッシュは会見冒頭で「最高の球団であるパドレスとこのような契約をこの年で結べたことを、本当に光栄に思います」と話し、「自分がどこまでできるかは、分からないですけど、1日1日、今まで自分がやってきたことをしっかりできるように、これからも変わらずやっていきたい」と意気込みを語った。

日本時間10日にパドレスは公式サイトでダルビッシュと6年総額1億800万ドル(約141億5千万円)で契約を延長したことを発表。42歳となる2028年までの超大型契約にダルビッシュは「どこまでいけるというのは分からないですし、最後の3年、4年というのはまったく使い物にならないかもしれないですし・・・でもそこはあまり考えず、本当に今までやってきたことを、去年のテンションでしっかりやってくことが大事だと思う。ダメになったら潔く引こうとは思っているので。1日1日が最後だという気持ちで、これからもやって行きたいと思います」と決意を語った。

ダルビッシュは昨季、30試合に登板しチームトップの16勝(8敗)、防御率3.10でチームのプレーオフ進出に大きく貢献。メジャー通算242試合で95勝75敗、防御率3.50の成績を残している。

契約延長を聞いた家族の反応に「基本的に妻は年数とか、お金がどうとかっていうよりは、自分ができるのかというか、気持ち的にというところをすごく心配してくれていた」。15歳の息子さんからは「本当にパドレスはこんなにしてくれるの?」と言われ、「俺、当事者やからそんなこと言うのやめてくれ、って言ったんですけど(笑)」というエピソードを披露。会場にはその様子を撮影する妻の聖子さんの姿も見られた。

3月に開催されるワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の日本代表にも選出されているダルビッシュ。今月17日から宮崎で行われる侍ジャパンの強化合宿への参加を明言している。