「音声でカルテを入力できる機能」が備わった製品の販売は歯科業界初です。岡山市に本社を置く東和ハイシステムが日立製作所と共同で開発したシステムが、3月上旬から販売されることになりました。
東京で開かれた会見で発表されたものです。このシステムは、東和ハイシステムの歯科医院向け電子カルテシステムと、日立のAI音声認識技術などを連携・融合させたもので、歯科医が診療中に音声だけで電子カルテを作成・操作することができるようになります。
また、スマートグラスを装着することで、視線を少し動かすだけで大画面を通じ、電子カルテの内容の確認が可能になるということです。このシステムの導入で、歯科医院での業務の大幅な効率化が期待されます。
(東和ハイシステム 石井滋久代表)「この音声電子カルテによって空いた時間を患者とのコミュニケーションにつなげて、患者に安心、信頼を与えてほしい」
東和ハイシステムは、引き続き歯科医院内業務のDX化を支援していきたいとしています。