8月の青森ねぶた祭に向けて大型ねぶたの制作拠点となる常設の小屋の新設について、運行団体と制作者がまつりを主催する団体に要望しました。
青森ねぶた運行団体協議会と、制作者を代表してねぶた師の竹浪比呂央(たけなみ・ひろお)さんが10日、青森観光コンベンション協会に常設の新しい「ねぶた小屋」の設置を求め、要望書を提出しました。

これまで大型ねぶたの制作は青森市の青い海公園に仮設で設置される小屋・通称「ラッセランド」が拠点となり、観光スポットの側面も担ってきました。ただ、老朽化による倒壊の恐れや雨漏り、それに作業スペースが狭いといった課題があり、約3か月間、ねぶた師や制作スタッフは不安を抱えながら作業をしてるとしています。


※ねぶた制作者一同 竹浪比呂央代表
「制作に集中できるような安全面/衛生面をきちんと確保していただける制作場所、もう小屋という時代ではないと思っています」

※青森ねぶた運行団体協議会 山内誠会長
「青森市のにぎわいが生まれる場所に変えていき、次世代にバトンタッチしたい。もっと真剣に意見を交換して小屋の問題を解決していきたい」

候補地にあがっているのは青森港の新中央ふ頭で、建設費は17億円と試算されています。運行団体協議会と制作者は、まつり主催団体の青森市と青森商工会議所にも要望書を提出しています。
















