鉄道事業の収支で近年、赤字が続く北陸鉄道は、北陸信越運輸局に対し運賃の値上げを申請しました。

北陸鉄道によりますと、鉄道運賃の平均改定率は普通運賃で11・3%、通勤・通学定期は11%となっています。

普通運賃は一律40円の値上げとなり、浅野川線の北鉄金沢から内灘までは360円から400円に、石川線の野町から鶴来までは500円から540円へぞれぞれ引き上げられます。

また、通勤定期1か月は一律で1680円、通学定期1か月は1360円か1370円の値上げとなります。

北陸鉄道は沿線人口の減少などで今後も利用者が減る事が予想される一方で、車両や施設の老朽化対策に伴う費用や、電力費高騰による経費の増加が見込まれるとし、厳しい経営環境による運賃の値上げに理解を求めています。

北陸信越運輸局に値上げが認められれば、4年ぶりとなります。