■プロ野球 DeNAキャンプ(9日 沖縄・宜野湾市)
3月のWBCに選出されている牧秀悟内野手(24)が今キャンプで初めてファーストの守備位置に就くと軽快な動きを見せ「初めて入って意外といけてます」と、複数のポジションが求められるWBC本番に向け自信を覗かせた。
この日は、全体練習後の特守でセカンドの守備に就いたが、途中からWBC用に作製したファースミットを今キャンプで初めて使用しファーストへ。ノックや送球を受けると一塁から二塁への送球を繰り返し、普段のセカンド位置とは違う距離感を入念に確かめた。
また田中浩康内野守備走塁コーチ(40)と国際試合でのファーストベースを踏む位置などを話し合い「国際大会になってきたら多少、危険なプレーとかもあると思うので、ベースを踏む位置だとか気にしながら、また(送球・打球を)受けていきたい」と危険なプレーも想定。
牧は昨年、侍ジャパンの強化試合で4試合全てスタメン出場し3試合がファースト、1試合がセカンドでの出場だった。「実戦も近づくので(ファーストで)受けられる時に受けて感覚を養っていきたい」と1か月後に迫ったWBC本番に向けバットだけでなくグラブでも抜かりなく準備を進める。