驚きの中間報告「異なる形状のウロコが...」いっそう深まる謎
それから2か月後、プロジェクトチームは中間報告を発表。驚きの事実が分かりました。


(倉敷芸術科学大学 加藤敬史教授)「肩から上、頭部は…ほ乳類、特に霊長類のサルのような外見をしているが、歯はほ乳類の歯とは似ていませんでした」
「円錐形の歯ですね。ちょっと内側に曲がっているんですけれども、円錐形の同じ形の歯がずっと並んでいます。近い生物だとは虫類や肉食性の魚類がこういう歯を持っている」

「生物学の定説」を覆すかのような形状です。さらに腕や肩にもウロコが隠れていることが分かりました。

(倉敷芸術科学大学 加藤敬史教授)「胴体部分と上半身部分では、異なる形状のウロコがある」

画像では、青色の矢印=胴体部分のウロコが丸みを帯びているのに対し、黄色い矢印=腕部分のウロコは「まきびし状」です。

(倉敷芸術科学大学 山野ひとみ准教授)「一般的な魚では、体の部位によって多少形は違ったりしますけど、その構造が変わることは…まずない。非常に特殊な形態を持っているということが言えると思います」