世界情勢の変化による「輸入小麦の価格高騰」を受けて、「国産小麦粉」や「米粉」に注目が集まっています。こうした中、岡山県産小麦粉と米粉の利用促進に向けた意見交換会が、岡山市中区で開かれました。

岡山県産小麦粉や米粉を使った商品の試作に取り組む事業者の支援などを目的に、岡山県農業開発研究所が開いたものです。

現在、国内で消費される小麦のおよそ8割を輸入に頼っているという状況で、国産小麦は外国産との競合を強いられています。

意見交換会では、岡山県産の小麦粉や米粉を使ったうどんやパン、洋菓子などの試作品が用意され、県内の食品製造事業者や商品企画などの専門家らが試食して、味の感想や利用促進へのアイデアなどを出し合いました。

(参加者)「米粉の甘みがありました、もちもちです。いろいろ工夫されていらっしゃるので、食べ方とか霧吹いて焼くとかアドバイスをいただけたら、消費者は食べやすいと思いました」

(岡山県農業開発研究所 吉原修 部長)「価格面・品質面の課題、クリアすべき課題がたくさんあると思いますが、関係機関で協力しあって、知恵を出しながらやっていけたらと思います」

今後はイベントなどを通じて、消費者に向けてPRしていく予定です。