学校の卒業式などでのマスクの着用について、コロナ対策を厚労省に助言する専門家組織のメンバーらが、感染の状況が落ち着いていればマスクを外して参列することも容認できるとする見解を示しました。

専門家の会合で示された見解では、学校でマスクを着けることによって感染リスクを減らす効果が報告されているとする一方で、一生に一度の行事である卒業式や入学式などではマスクを外して参加したい気持ちも理解できるとしています。

そのうえで、地域のコロナの流行が落ち着いている状況であれば、参列者がマスクを着用しなくてもよいとすることも考慮されうる、としています。

ただし、その場合に配慮するべきポイントとして、体調に不安がある人は参列を控えることや、参列者同士の距離を空けること、着用については本人の意思を尊重することなどをあげています。