福岡県警によると、2021年に受理したストーカーに関する相談は1471件にのぼり、3年連続で全国最多となっています。ストーカー被害を防ぐには、そして、止めさせるにはどうすればいいのでしょうか。

◆ストーカー被害者の告白

被害者から話を聞くRKB吉松記者

「メールは(1日に)多いときは30通くらい。電話の方は120件とかが最高でありました。もうゾッとしました。何度も職場と自宅で待ち伏せされたときがあったので」

こう話すのは、福岡県内に住む50代の女性です。数年前に知り合った男性から2年間にわたってストーカー被害を受けました。

男性からの手紙「あなたと一緒にいさせてください」「どうしても会って話ししたいです」

一方的に送られてくる手紙やメールの内容は、時間が経つにつれ、エスカレートしていきます。


◆「殺す」「絶対お前を許さん」

50代女性「もうこれ以上ストーカー行為をやめてほしいと言いましたら、『殺す』と」

メールの文字「絶対お前を許さん。死ね!」「殺してやる」

警察からこれまでに2度「男性への警告」を促されましたが、逆恨みを恐れ断ったと言います。

50代女性「変に刺激しない方がいいと考えて、あえて警告はしませんでした。カーっとなったら理性は吹っ飛んでしまっているので、もう野生と同じと言ってもいいかもしれないです」