北朝鮮に拉致された横田めぐみさんの母・早紀江さんは、めぐみさんの同級生らと拉致問題担当大臣を兼任する松野博一(まつの・ひろかず)官房長官と6日に面会し、一刻も早い拉致問題の解決を訴えました。

松野官房長官と面会したのは『横田めぐみさんとの再会を誓う同級生の会』のメンバーと、めぐみさんの母・早紀江さんです。拉致問題の解決を求める署名簿などを松野官房長官に手渡し、日朝会談の早期実現を求めました。

会の代表の池田正樹(いけだ・まさき)さんは、早紀江さんが2月4日の誕生日で87歳になり、2020年に亡くなった父・滋さんと同じ年齢になったことに触れ、一刻の猶予もないと訴えました。


【同級生の会 池田正樹さん】「早紀江さんに何かあったら政府はどうするんですか?と。一刻も早い帰国が叶うようにご対応いただきたい」

【横田早紀江さん】「めぐみが元気で帰ってこられるのかどうかというのも心配なくらい、いちるの望みを持って皆頑張っておりますので、何とか…」


松野官房長官は「拉致問題は時間的制約のある人道問題」と述べ、日朝会談の実現に向けて力を尽くす考えを示しました。