5月に新潟市で開催されるG7の関係閣僚会合を前に、不審な宿泊客を想定した警察と合同のテロ対策訓練が、新潟県長岡市のホテルで2月6日に行われました。

【ホテルの従業員】「ただいま隣のお部屋のお客様から『321号室の前を通ったところ、カチンカチンという物音や、嫌な臭いが立ち込めてくるから確認してほしい』と電話がありました…」

従業員はどう対応するのでしょうか?

【ホテルの従業員】「念のため、お部屋を確認させていただいてもよろしいでしょうか?―お客様ッ!お客様!!」

部屋から立ち去る不審な客の、服装や年代などをすばやく把握し、警察に通報する手順が確認されました。


警察によりますと、ホテル・旅館・インターネットカフェなどは、テロリストが潜伏場所や拠点として悪用する恐れがあるということです。

【長岡警察署 田中良一署長】「“どこでも、いつでも、誰でも利用できる”宿泊場所を、警戒場所としてしっかりおさえていくことが重要。G7関係閣僚会合の本番に向け、ますます緊張感を持って対応していく」

G7新潟財務相・中央銀行総裁会議は、5月に新潟市の朱鷺メッセで開催予定です。