日本陸上競技連盟は26日、今年7月15日~24日に開催される、世界陸上オレゴン大会に派遣する競歩の代表選手11名を発表した。
男子20kmには、前回の2019年ドーハ大会で金メダルを獲得しワイルドカードで出場権を得た山西利和(26、 愛知製鋼)や初出場の大学生・住所大翔(22、順天堂大)ら4名。今大会から距離が短縮された男子35kmには、同じく前回大会金メダル(50km)でワイルドカードでの出場を決めていた鈴木雄介(34、 富士通)や4月の日本選手権で優勝し世界陸上初出場となる川野将虎(23、旭化成)らが選出された。※5月20日、日本陸上連盟が鈴木雄介の出場辞退を発表
女子は4大会連続出場となる岡田久美子(30、富士通)をはじめ3名が選ばれた。女子の20kmと35kmについては6月下旬のワールドアスレティックスによる出場有資格者発表後に追加で代表が決定する可能性がある、としている。代表選手一覧は以下の通り。
【男子20km競歩(代表枠4=ワイルドカード+3枠)】
〇 山西利和(26) 愛知製鋼 、1996年2月15日生まれ
自己ベスト:1時間17分15秒
世界陸上出場:2大会連続2回目。前回金メダル。ワイルドカードでの出場権獲得。
〇 高橋英輝(29) 富士通、1992年11月19日生まれ ※高はハシゴ高
自己ベスト:1時間17分26秒
世界陸上出場: 4大会連続4回目
主な成績:日本選手権優勝
〇 池田向希(23)旭化成、1998年5月3日生まれ
自己ベスト:1時間17分25秒
世界陸上出場: 2大会連続2回目
主な成績:世界競歩チーム選手権日本人トップの2位
〇 住所大翔(じゅうしょ ひろと、22)順天堂大学、2000年1月11日生まれ
自己ベスト:1時間20分14秒
世界陸上出場:初出場
主な成績:日本選手権2位
【男子35km競歩(代表枠4=ワイルドカード+3枠)】
〇 鈴木雄介(34)※出場辞退 富士通、1988年1月2日生まれ
自己ベスト:3時間39分07秒(50km)
世界陸上出場:6大会連続6回目。前回大会50km金メダル。ワイルドカードでの出場権獲得。
〇川野将虎(23) 旭化成、1998年10月23日
自己ベスト:2時間26分40秒
世界陸上出場:初出場
主な成績:世界競歩チーム選手権日本人トップの4位、日本選手権優勝
〇 松永大介(27) 富士通、1995年3月24日生まれ
自己ベスト:2時間27分09秒
世界陸上出場:2大会ぶり2回目
主な成績: 日本選手権2位
〇 野田明宏(26)自衛隊体育学校、1996年1月24日生まれ
自己ベスト:2時間27分18秒
世界陸上出場:2大会連続2回目
主な成績:日本選手権3位
【女子20km競歩(3枠)】
〇 藤井菜々子(22)エディオン、1999年5月7日生まれ
自己ベスト:1時間28分58秒
世界陸上出場:2大会連続2回目
主な成績:世界競歩チーム選手権日本人トップの5位
〇 岡田久美子(30) 富士通、1991年10月17日生まれ
自己ベスト:1時間27分41秒
世界陸上出場:4大会連続4回目
主な成績:日本選手権優勝
【女子35km競歩(3枠)】
〇園田世玲奈(25) NTN、1996年9月10日生まれ
自己ベスト:2時間45分48秒
世界陸上出場:初出場
主な成績:日本選手権優勝
※ワイルドカードの権利について
2019 年に開催された世界陸上ドーハの男女20km競歩の優勝者には、今大会の男女20km競歩の出場資格が与えられ、男女50kmの優勝者には今大会の男女 35km 競歩の出場資格が与えられる。ワイルドカードによる出場資格は、各国に割り当てられた 1 カ国 3 名とは別枠として認められている。
(写真は世界陸上ドーハ競歩50kmで金メダルの鈴木雄介)
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