SBC「こども未来プロジェクト」。

今回は、日本漢字能力検定の準1級に合格した小学4年生を紹介します。

松本市の小学4年生・財部凌(たからべ・りょう)君。

1年生のとき、日本漢字能力検定=「漢検」への挑戦を始め3年生で2級に到達。

しかし、準1級は、合格率10.9%という難関で、去年秋、4度目の挑戦で、合格を果たしました。

(財部くん)「試験を受ける直前は3時間から4時間くらい勉強しました。(合格したときは)うれしくて涙が出てしまいました」

日本漢字能力検定協会によりますと、昨年度の12歳以下の準1級合格者はわずか8人。

その実力を見せてもらいました。

「これは読めますか?」「翠黛」「すいたい」「蔚蔚」「うつうつ」「綾羅錦繍」「りょうらきんしゅう」

凌君に刺激を受けて、母親の奈美子(なみこ)さんも2級に挑戦し、見事合格。

もちろん凌君が指導してくれました。

(母・奈美子さん)「私が解いた問題を採点して気をつけるポイントをアドバイスしてくれました」

凌君の「漢検」への挑戦は、いったんおしまい。

今は「天文宇宙検定」の勉強を続けています。

(財部くん)「天文学者になってブラックホールや宇宙のはてについて、勉強することです」

まだ誰も知らない宇宙の謎を解明したい。

凌君の夢が広がります。