ウクライナ侵攻から今月24日で1年を迎えるのを前に、ロシアが近く大規模攻撃を行うとして、ウクライナが警戒を強めています。

ウクライナのレズニコフ国防相は1日、フランスメディアのインタビューに対し、「ロシア軍は24日前後に何らかの試みをしようとするだろう」と述べ、侵攻開始から1年にあわせ、ロシア軍が大規模な攻撃を仕掛けている可能性があると指摘しました。

レズニコフ氏は「ロシアは30万人の動員だと発表したが、国境の部隊を見た限りこれよりずっと多い」として、実際は50万人に及ぶ可能性があると示唆し、警戒感を示しました。

また、ウクライナの国家安全保障・国防会議のダニロフ書記もイギリスメディアのインタビューで、ロシアが数週間以内にも大規模攻撃を行う準備を進めているとの見方を示しています。

一方、ロシアのラブロフ外相は2日、侵攻1年のタイミングにあわせ「欧米がこの1年で何をしてきたのか明らかにする報告書を用意している」と述べ、改めて欧米との対決姿勢を強調しました。