特殊詐欺グループの4人の男がいるフィリピンの収容所で、収容者がスマートフォンなどを使うことを黙認していたとして、所長ら36人が更迭されました。

ビクタン収容所では収容者が職員に賄賂を渡し、本来は禁止されているスマートフォンなどを使って外部と連絡を取ることが黙認されていたことがJNNの取材で分かっています。

こうした状況を確認した入国管理局は、3日までに収容所の所長ら36人を更迭しました。

一方、レムリヤ法相は3日、「強制送還が遅れた原因は捏造された事件にあると確信している」として、告訴の棄却に向けて働きかけていると強調。4人同時の送還を目指しているとしたうえで、「マルコス大統領が日本に向けて出発する8日よりも前に終わらせたい」と改めて述べました。