こちら、山口県長門市で林業に携わっている福永篤史さん。

「樹護士」という資格を持っています。樹木に関する深い知識と高い技術が認められた、世界基準の資格だそうです。大切な森を残したいと、強い思いで林業に向き合っています。
世界基準の樹護士、樹上作業やレスキュー技術を取得
樹護士は、アメリカに本部がある、国際アーボリカルチャー協会が認定している世界基準の資格です。福永さんは去年6月、「樹護士」の資格を取得しました。日本ではあまり知られていない資格ですが、全国で80人以上、山口県では3人が認定されています。樹木に関わるプロフェッショナルとして、木に登るためのロープクライミング、切った枝や幹をロープを使って目的の場所におろす技術、それに樹上でのレスキューなどの技術を習得しています。

福永篤史さん
「日本では、高所樹上作業というのは認識が遅れていて、もっと認知されたいという思いもあります。資格をちゃんと取って作業していることを知ってもらおうと、頑張っているところです」
樹護士の仕事に密着!

この日は、長門市仙崎地区にある八坂神社での仕事です。作業の安全を祈願して神職がおはらいを行いました。高所での作業となるため、ロープなどの道具を入念にチェックします。
福永さん「安全にも関わってくるので、シンプルであることはすごく大事で、重要視されています」

くすの木が本殿の上まで成長し、枝が折れれば屋根を傷める危険性があるため、木の手入れを依頼されました。














