■プロ野球・ヤクルト春季キャンプ(2日、沖縄・浦添)
ヤクルトキャンプ2日目は、主砲の村上宗隆が23歳の誕生日を迎えた。初日に続いて行ったランチ特打では68スイング中19本の柵越え。あわやバックスクリーン越えの推定140m弾をはじめ、バックスクリーン直撃も2本放つなど、バースデーを自ら祝う豪快アーチを炸裂させた。この2日間でフリー打撃で153スイング中、30本の柵越えをマーク。3年連続本塁打王に向けて、早くも調整は順調のようだ。
練習後、報道陣の“ハッピバースデートゥーユー”の歌とともに特製の誕生日ケーキが運ばれると、「ハハハ、うれしい。ありがとうございます」とはにかみながら笑顔で写真撮影。
「いろんな人からお祝いのメッセージをもらい、チームメイトからも“おめでとう”と言われました」という村上は、今年の目標について「僕はキャリアハイを目指していきます」と昨シーズン終わりから掲げている目標を口にした。
キャンプ2日目までの状況について「まだ第1クールなのでガツガツではないですが、身体をしっかり調整して次の練習試合に向けてやっていきたい」とした。
3月に控えているWBCについて聞かれると「世界一を取れるように頑張りたい。3月9日にしっかり合わせて準備をして、いい身体で東京ドームでの中国戦を迎えられるように頑張りたいと思います」と侍ジャパンの主砲としても期待が高まる中、日本の初戦を見据えた。
今シーズン、チームとしては球団初のリーグ3連覇がかかる。「そこ(優勝)だけしか目指してないのでしっかり勝ちに貢献して、最後は日本一の景色を見られるように、取り返せるように頑張ります」と語り、チームの4番が日本一奪還へ強く意気込んだ。