中国の衛生当局が発表した先月30日の新型コロナウイルスによる一日の死者の数は434人で、同じ月のピーク時の10分の1近くに減ったことが分かりました。

中国の疾病予防管理センターによりますと、新型コロナに感染し医療機関で死亡した人は先月30日の一日で434人でした。最も多かった先月4日の4273人のおよそ10分の1にまで減少しています。

また、入院患者はおよそ14万4000人で、先月のピーク時の162万5000人と比べ10分の1以下になっているということです。

疾病予防管理センターの専門家は国営メディアの取材に対し「人口の8割から9割が感染して免疫を獲得した」などと指摘。「免疫のバリアはすでにほぼ確立した」との見解を示しています。