2月1日は、金沢市で家庭ごみが有料化されて5年です。ごみの削減を目指す一方、市民の金銭的な負担は増したわけですが、有料化は今うまくいっているといえるのでしょうか。

MRO 久保田修平アナウンサー「金沢市内のごみ集積所にやってきました。街の人たちはごみの分別についてどう思っているのか調査したいと思います」
久保田アナ「Q.ごみ袋が変わって分別とか意識変わった?」
市民「総菜のトレーとか洗ってリサイクルとか」「なるべくウチでは生ごみだけを出すような形で紙とかも分けるように意識は変わって、すごいごみの量は減った気がする」

金沢市の指定ごみ袋

5年前の2018年2月1日に金沢市の家庭ごみは有料化され、「燃やすごみ」と「埋立てごみ」は、市が指定したごみ袋で捨てることが義務付けられました。

金沢市ごみ減量推進課 永井俊宏課長「指定ごみ袋の導入を機に、ごみの減量化意識が高まってきたとか、これはいろんな意味で古紙の資源化、あるいは生ごみの減量化など金沢市が行う施策と市民の方の努力によって減量が図られている」

金沢市の「燃やすごみ」排出量の推移

金沢市では、指定ごみ袋が導入される前まで、毎年8万トンを超える「燃やすごみ」が家庭から排出されていました。それが導入後は毎年7万トン前後まで減少。2016年度と比べて2021年度は17%減っています。金沢市より先に有料化した他の都市の平均よりも減少幅は3%多くなっています。

その一方で指定ごみ袋を使わず、「ルール違反」の状態で捨てられるごみは、今も毎月平均して800件程度見られるということです。一定のごみ削減に成功している一方で市民からはこんな声も…

ルール違反のごみは月800件程度に