2月は約5500品目の食品が値上げされます。山梨県北杜市の食品スーパーは、あの手この手の対策に取り組んでいます。

帝国データバンクによりますと、2月に値上げされる食品は冷凍食品や調味料、菓子、飲料など約5500品目です。

これは2022年10月以来の「値上げラッシュ」で、値上げのペースは2022年の2倍です。
買い物客:
年金生活だから困る、結構上がっているので安いものをできるだけ買うようにしている。
買い物客:
食べ盛りの子どもがいるので、無駄を出さないように食べるようにしている。

食品スーパーもこれまでに経験のない値上がりに困惑しています。

ひまわり市場 中村和希店長:
こんなに毎月のように値上げするのはびっくりしています。


北杜市大泉町にある「ひまわり市場」です。値上げの波が襲う中、あらゆる対策を講じています。


中村店長:
事前に値上げが分かっている商品は、値上がりする前にいっぱい仕入れて、できる限り値段を据え置いている。

このほか、続く食品の値上がりを受け手作りの総菜作りに力を入れていて、少しでも求めやすいものをそろえようと工夫を凝らしています。

しかし、油や小麦粉、それに燃料費などの高騰を受けて、2月中旬から一部の総菜を値上げする予定です。



中村店長:
いいものを仕入れて、いいものを商品化して売るのがモットーなので、取引先も個人商店や農家もいるので、安くしろというのではなく、一緒に頑張ってお客さんに伝えていこうという思いです。

なお帝国データバンクは、「月間2000品目を超える値上げは、夏まで続く可能性がある」としていて、家計への影響は避けられそうにありません。