先週1月24日からの大雪の影響で、岡山県津山市の城東地区にある、国指定重要文化財の町屋の一部が、26日に破損していたことがわかりました。
破損が見つかったのは、津山市の城東(じょうとう)地区に唯一残る造り酒屋の建物群で、2016年に国指定重要文化財に指定された「旧苅田家住宅及び酒造場」(きゅうかんだけじゅうたく および しゅぞうじょう」です。江戸時代に栄えた造り酒屋で、城下町に形成された町並み保存地区で最大規模の町屋です。


津山市によりますと、24日から25日にかけての大雪に伴う積雪で、雪の重みに耐え切れず26日の午後、2つの蔵の庇(ひさし)が破損したとみられています。音などは聞こえなかったということです。津山市では25日夜に観測史上最も多い46センチの積雪が観測されていました。
津山市では破損状況などを詳しく調べていますが、破損が広がる恐れもあり、今後、国や県と協議して対応を検討することにしています。