現在工事がすすめられている、「窪川佐賀道路」のトンネル工事の様子を高知県四万十町の4つの小学校の児童が見学しました。

30日に行われた見学会。午前中は四万十町の3つの小学校の児童、70人余りが参加し、国道56号の自動車専用道路として整備されている「窪川佐賀道路」の平串トンネルの工事現場を訪れました。

児童たちはトンネルの壁に映し出された動画で造り方を学び、見学の記念に、壁面に貼り付けた防水シートにイラストやメッセージを書き込みました。

窪川佐賀道路は、すでに利用されている「片坂バイパス」と繋がることになっていて、災害時の緊急輸送路線の確保や地域産業の活性化などが目的です。この平串トンネルは発破で前面を砕きながら掘り進める工法が用いられています。最も深い部分に移動した児童たちは、土砂が大型ダンプに積み込まれる様子を見学し、日ごろ利用しているトンネルがどのように造られるのかを学びました。

(児童)
「トンネルが崩れないように事故がないように頑張って欲しい」
「私達がいつも通っているトンネルは、造るのがとても大変なことが分かりました」

見学会は、午後も1校が参加して行われました。平串トンネルは今年の夏に貫通する見込みです。