大分県日田市から長年、市民に愛される老舗食堂のチャンポンを紹介します。
JR日田駅のすぐ目の前にある寳屋(たからや)。昭和5年創業、老舗の大衆食堂です。定食や丼といった多くのメニューがある中で、お客さんの8割以上が注文するのがチャンポン。日田市民にとってはなじみの味です。
(日田市民)「時々食べに来ます、思い出して」「チャンポンと言ったら寳屋。昔からやっぱりおいしいからでしょうね」

現在3代目の店主の祖父が、戦後間もない時期に作り始めたというチャンポン。炒めた野菜を煮込まず上に乗せるのが特徴で、佐伯産のいりこで出汁をとった醤油ベースの和風スープもこだわりの一つです。
(ひたの味寳屋・佐々木美徳社長)「野菜を炒めた後に秘伝のタレみたいなものがあってそれで味が良くなっているかな。秘伝は秘伝なので秘密ですけど」
週末にはこの味を求めて市の内外から多くのお客さんが訪れ、多い日には一日で400食近く注文があるほどの人気メニューです。
(食べた人)「あったまりますね。寒い日にぴったり」「具だくさんで本当にびっくりしました美味しかったです」「スープがとても美味しかったです。あっさりしているんですけどコクがあって永遠に飲める感じ」
(ひたの味寳屋・佐々木美徳社長)「暑い時期でもチャンポンが一番出るが寒い時期なのであったまると思う。ぜひ日田に来たら一度食べてもらえるとありがたい」
70年以上にわたり市民に愛されてきた日田チャンポン。優しい味わいのあったかスープで体も芯から温まりそうです。