長野県内で遭難が相次ぐバックカントリースキー。
人気が高まる中、スキー場ではその対応に頭を悩ませています。
野沢温泉村で1月28日、スキー場の管理区域外の斜面でスノーボードをしていた新潟県魚沼(うおぬま)市の38歳の男性が雪崩に巻き込まれ、30日、遺体で見つかりました。


野沢温泉村は2010年、日本の地方自治体として初めてスキー場安全条例を制定。
村が指定したコースやゲレンデ外では、遭難時に発生する捜索費用をスキーヤーに請求することを明記しました。

村によりますと、捜索にかかる費用は、少なくとも1日30万円~40万円。
村では、管理区域外での滑走は自己責任であることを、まずは理解してもらう必要があると話します。


(野沢温泉村観光産業課・竹井勝課長)「スキー場管理区域外ロープはって立ち入り禁止にしてあるが、なかなか守ってもらえない、安全対策確保と利用者に最低限のルールを守ってもらいたい」