本格的な大学入試を前に、高知県内の私立高校で一足早い卒業式が行われています。31日は土佐高校で卒業式が行われ、およそ300人が学び舎をあとにしました。

高知市の土佐高校では毎年、大学入試が本格化する前のこの時期に卒業式を行っていて、今年は98回生の291人が式に臨みました。式では小村彰校長が「これからも自分を磨いていき、その輝きで周りを照らせる人になってください」と激励の言葉を贈りました。コロナ禍で、入学当初からの分散登校やイベントの延期・中止を強いられてきた卒業生たち。制限の多い学校生活だったからこそ、周りの人たちへの感謝の気持ちを忘れずに3年間を過ごしたといいます。

(土佐高校卒業生 安部栞さん)
「この3年間土佐高校という場で学問に触れ他者と関わりさまざまな経験をすることで私たちは自分の能力を磨いてきました。そしてこれからも自分が持っている力を社会に還元していけるよう学び続けていきます」

卒業生のほとんどは、これから迎える大学の2次試験に向けてラストスパートをかけます。