「高い建物がそれだけずっと揺れている」
本杉美樹記者:「普通の地震は細かく激しく揺れると思うのですが、この地震は大きくゆっくり揺れるので、体感的にはとても幅広く揺れているような感じがします」

こちらの装置の揺れは、50階建ての最上階で起こる揺れと比べると、およそ10分の1だということですがそれでも、船酔いにも似た気持ち悪さを感じました。研究を行う五十子幸樹教授は。
東北大学災害科学国際研究所 五十子幸樹教授:「地盤の動きが小さくて、小さい、低い建物は全然揺れていないという感じなのに、50階建てのビルがあると、それだけずっと揺れているということが起こるのが長周期地震動。鉛直方向(上下階)の行き来は基本的には超高層になるとエレベータしかないですので(停止に備えて)普段から備蓄や蓄えをしておくということですよね」

こちらは防災科研が行った「長周期」による揺れの実験映像。オフィスでは固定していない棚が倒れ、リビングでは冷蔵庫が動き回っています。

県内にも仙台市を中心に高層ビルやマンションが増えてきましたが、こうした揺れに対しどのような備えをしているのでしょうか。