地震が発生した後、大きな揺れが来る前に発表される「緊急地震速報」。あす2月1日から、対象に高層ビルなどを揺らす「長周期地震動」が加わります。宮城県内のタワーマンションではどのような対策が取られているのでしょうか。
東日本大震災で起きていた「長周期地震動」
2011年3月11日。震源からおよそ400キロ離れた東京・新宿では、高層ビル群がゆらゆらと揺れていました。
「やばいやばい、今新宿の35階のビルですごい揺れを感じています」

さらに震源から700キロ以上離れた大阪市では。市内の震度は3でしたが、55階建ての府庁の建物ではおよそ10分間も揺れが続き、エレベーターの閉じ込めや防火戸の破損が相次ぎました。

この原因となったのが「長周期地震動」です。長周期地震動とはいったい何なのでしょうか。