「仲良し3人組」小学4年生を警察が表彰

小学生がお手柄です。道に迷っていた高齢者の異変に気づいた3人組。周りに大人がいない中、連係プレーで高齢者を助け、警察に表彰されました。

放っておけば、行方不明や事故に巻き込まれた恐れもあったケースです。「とっさの判断」で彼らがとった行動とは?

高齢者を助けたのは、こちらの小学4年生の仲良し3人組。岡山市立大元小学校4年の、和田龍琉君・三澤侑真君・大垣 直生君の3人です。


「大元駅に行きたいけれど」90代男性に声を掛けられた

1月6日の始業式の日の午後に、自宅の前で遊んでいたところ、高齢の男性に話しかけられました。

「最初に高齢男性に話しかけられた時は、自転車を押していて歩いていて、『大元駅に行きたいけれど、道が分からないからどこですか』と」

話しかけてきたのは90代の男性でした。約200メートル離れた大元駅への行き方を尋ねられました。

道案内している最中、今度は「宗忠神社に」「家に帰りたい」

3人は男性と一緒に大元駅に向かいましたが、「おかしいぞ」と思ったのは、その道の途中のことでした。

「この辺りで『宗忠神社に行きたい』と言われて、反対方向に歩いて行ったら、今度は『スーパーに行きたい』って。最後の方は『家に帰りたいけど分からない』と…。」

行き先が二転三転…。宗忠神社に向かう途中に、今度は「スーパーに行きたい」「家に帰りたい」と言われたのです。全ての場所を道案内しながら、更に違和感を覚えました。

「だんだんとついて行く度に、いろいろなところをぐるぐる回っていて、おかしいなと」

さらに男性の姿を見ると…。「服が、裏表が逆なことにも気付いた」