岡山を拠点に撮影が続けられてきた映画「つちのたま」の撮影が、おととい(25日)クランクアップしました。母と子の物語を通して「環境と食」の大切さを描くストーリーです。

(映画の撮影現場より)
「用意、ハイッ」

撮影最終日のおととい、倉敷市内ではコメの収穫祭のシーンの撮影が行われました。

映画「つちのたま」は、岡山県出身でカナダを拠点に活動する俳優・三宅エリナさんが、主演とプロデューサーを務める作品です。

映画には、未来の子供たちのために農薬などを使わず、自然の力を生かした食べ物を選ぶことが、環境保全に繋がるというメッセージを込めたといいます。

(三宅エリナさん)
「地球にいい食、体にいい食を一人一人が食べることによって、地球環境がよくなっていくんじゃないかなと思ったところから、この映画が始まりました」

監督は、岡山大学出身で、海外の映画祭で受賞歴もある大西貴也さんです。三宅さんの、「見た人が環境について考えてもらえる作品を作りたい」という思いに賛同したということです。

(大西貴也監督)
「エリナさんが企画して、その熱い思いに動かされながら撮っているという感じです」

映画には三宅さんの2歳の息子も出演していて、自身の子育ての経験も盛り込まれているといいます。

(三宅エリナさん)
「一人一人が自分のペースで、『どうやったら地球にいいことができるかな』って考えることにつながるきっかけになったらなと思ってます」

映画は来年1月下旬に岡山後楽園で公開され、来春から岡山県内での上映をめざすということです。