全国の小中学生を対象にした運動能力の調査結果が発表され、静岡県内では小学生の男女と中学生の女子の体力合計点が過去最低となりました。
調査は、小学5年生と中学2年生が対象で、8種目の実技のほか運動習慣などについて結果が発表されました。実技テストの合計得点の平均値を示した「体力合計点」は、静岡県内の小学5年生の男女と中学2年生の女子が2008年度の調査開始以降、最も低い数値となりました。
県は、運動時間の減少やスクリーンタイムといわれるスマートフォンやパソコンなどを使う時間の増加など生活習慣の変化が要因とみています。
一方、中学2年生の男子の1週間の総運動時間は2021年度よりも73.6分長く、大幅な増加となりました。新型コロナウイルスによる部活動の制限が緩和されたことが影響したとみられます。ただ、中学2年生の女子については102.5分短く、大幅な減少となっていて、県は、要因を分析し、2023年度に向けた改善策を検討するとしています。
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