この10年で最も強いとされる寒波が日本列島を襲っています。その背景にあるものとは?

10年に一度の寒波

雪の中修行する僧侶「まさしく寒修行にふさわしい天気になりました」

日本列島を襲っている“最強寒波”。

SNSには、石川県・能美市で雪が積もる様子が投稿され、早送りされた映像では、24日の午後1時から4時の間で、市内は一面の銀世界に…。

またJR西日本によると、この大雪のため、京都線など18本の列車が駅の間で一時立ち往生。乗客を乗せたまま、朝方まで停車した列車もあり、体調不良により16人が搬送されたのです。

列車に閉じ込められた男性「10時間閉じ込められて。ずーっと10時間、電車の中で。その間にも体調不良の方が一杯おられたので…」

10年に一度と言われる強い寒波は、こうした大雪だけでなく極端な低温で各地の人々を震え上がらせました。

群馬県の草津町では、1月の観測史上最低となる氷点下15.5度を記録。

石川県では寒波の影響によって水道管の凍結や破裂が相次ぎ、1万世帯以上で断水が発生。自衛隊に災害派遣を要請しました。

最強寒波の原因とは

では、今回の“最強寒波”はなぜもたらされたのでしょうか。