行政が歪められた可能性は…問われる「大臣の資質」
井上キャスター:
そういった場合、「大臣の資質」というよりも、そもそも「議員の資質」という話になる気はしますが、岩田政治部長にポイント二つ挙げてもらいました。

TBS政治部 岩田夏弥 部長:
1つ目は、5日、簗大臣は発言の撤回とお詫びを表明しましたが、それで有権者が納得できるかです。
税金というのは当たり前ですが、国民が納め、国の必要なところになるべくフェアに、みんなが納得できる形で使うのが税金です。その税金の使い方について、国会議員が影響力を行使して、「ここは付ける、ここはカットする」と、そういう考え方で税金というものを考えること自体が、それで本当にいいのかという。税金に対する考え方自体も問われると思います。
2つ目は、行政が歪められた可能性は本当にないのか。簗大臣は、「国交省に問い合わせた」ということは話しています。なので、いつの段階で問い合わせをして、どういう問い合わせだったのか。その結果、国交省の判断には変化があったのか。今度は、そのあたり国交省側にも説明の責任が出てきています。

井上キャスター:
「行政が歪められた可能性は本当にないのか」という部分は非常に重いと思います。行政が歪められていたのかどうか。簗大臣は2日の会見で、「国土交通省に問い合わせを行い、結果の報告を受けた。その内容について地元の会合において報告をした」と、国交省への働きかけを否定しています。

TBS政治部 岩田夏弥 部長:
井林国土交通大臣は2日の記者会見で、今回の道路予算というのは「地方公共団体からの要望や事業の進捗状況、重点配分の対象の有無などを総合的に勘案して行っている」と、今回、簗大臣が発言したような形で、道路予算が削減された事実はないという説明をしました。問題は「総合的に勘案して」というところです。
「総合的」というところに、本当に国会議員などの考え方が介入してくる余地が全くないのか、どうなのか。そのあたり実際はどうだったのか、国交省も説明が必要だと思います。実際に減ってるわけですから。
井上キャスター:
国会でもこの議論は必要だと思います。一方で、消費税減税を含めた重要法案がある。
重要法案の審議時間を確保するため、与野党や世論から大臣の進退を問う声も上がっていますが、国会の時間をどのように使っていくべきでしょうか。
ハロルド・ジョージ・メイさん:
今回の臨時国会では、21の法案を取り上げるということで、数多くあります。ある意味お荷物になるのは自民党にとっても、国家にとっても、国民にとっても良くないので、そこは自分の正義感を一度、自分で正すべきだと思います。
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<プロフィール>
ハロルド・ジョージ・メイさん
プロ経営者
1963年オランダ生まれ
現パナソニック顧問・アース製薬の社外取締役など














