文化庁は昨年度の「国語に関する世論調査」の結果を発表しました。デジタル化が進み、SNSなどの活用が広がる中でも「手書きする習慣を大切にすべき」と答えた人は、8割を超えました。
「国語に関する世論調査」は文化庁が1995年以降、日本人の国語に関する意識や理解の現状を把握することなどを目的に毎年実施しているもので、2025年度の調査は、16歳以上のおよそ3800人から回答を得ました。
デジタル化が進み、SNSなどの活用が広がる中でも、「日常生活で文字を手書きする頻度」に関しては、「よくある」「時々ある」と回答した人はおよそ70%にのぼりました。
また、「文字を手書きする習慣を大切にすべきか」という問いに対しては、「大切にすべき」と回答した人が80.4%で、中でも10代は84.8%と全世代で最も高くなっています。
さらに、今回初めて「縦書き」に関する問いが設けられました。
「日常生活で縦書きで読み書きする機会があるか」については、「よくある」「時々ある」と答えた人は67.3%だった一方、「ない」と答えた人もおよそ5%いました。
「縦書きで読み書きする習慣を大切にすべきか」については、57.8%が「大切にすべき」と回答し、中でも10代は、74.1%が「大切にすべき」と回答しました。
また、特定の年齢層や業界で広く用いられているとみられる言葉についての調査も行われ、「一言だけで話が通じるような、気心が知れている」という意味で使われる「ツーカー」は、60代以上のおよそ70%が「使うことがある」と回答しましたが、10代から20代で「使うことがある」と回答した人は10%未満でした。
一方、「可能な限り急いで」という意味で使われる「なるはやで」は、10代から20代の70%以上が「使うことがある」と回答しましたが、70代以上では10%未満。
また、「思い切って決める」という意味で使われる「えいやで」は、70代以上でおよそ30%が「使うことがある」と回答しましたが、10代は5%に満たない結果となりました。
文化庁は「自分では当たり前と思っている言葉でも、相手がどう受け止めるかを考えてもらえれば」としています。
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