富山県南西部の観光スポット、庄川遊覧船に台湾などインバウンドの観光客が戻りつつあります。27日は雪化粧した庄川峡の絶景に歓声が上がっていました。

真っ白に雪化粧した富山県の庄川峡。雪が止んだ午前中のつかの間、絶景が姿を見せました。

奈良県からの男性:「感動ですね。水の色も結構青くて、雪も映り込んですごく綺麗だなと」

そんな27日、春節に合わせて飾り付けがされた庄川遊覧船の乗り場には、外国人観光客の姿が…。

台湾からの観光客:「本当にすばらしい。きれいです。両親は雪を見るのはこれが初めてなんです。ジャパンビューティフル!(コロナ)ワクチンを打ったので安心して旅行して回れます」

富山県砺波市の船着場から南砺市利賀村の大牧(おおまき)温泉まで、およそ30分のクルーズが楽しめる庄川遊覧船。

新型コロナの感染拡大以降、観光客の7割ほどを占めていたインバウンドの客は2年半にわたりゼロでした。

去年10月に入国制限が緩和されてから少しずつ戻り始め、先月は523人、今月は予約だけでおよそ1500人にまで増えました。それでもコロナ前の3割程度にとどまっています。

また、SNSが普及したことでこれまで主流だった団体客に代わり、個人客が急増するなど観光の形は変化しています。

庄川遊覧船 高桒正賢支配人:「家族旅行とか個人の旅行にシフトしているのは間違いないです。日本もそうだけど世界的にそういう傾向です。それ(個人客)を、どうやって取り込んでいけるか、いかなきゃいけないと思うので、そういう努力もしていかなきゃいけないなと思っています」