キャニオンルート出発式を前に、富山県黒部市では前夜祭を兼ねた記念式典が開かれました。会場にはキャニオンルート実現の功労者・石井隆一前富山県知事の姿もありました。

新田八郎 富山県知事
「このキャニオンルート、本当に唯一無二の観光コンテンツではないかと自負をしております。そのにぎわいを県下全域に波及させていく、それが務めだと考えております」

県や黒部市、観光関係者などおよそ150人が出席して、新たな観光ルートの誕生を祝いました。
世紀の大事業とよばれた黒部川第四発電所と黒部ダムいわゆる「くろよん」。キャニオンルートは、電源開発に伴い関西電力が整備した工事用ルートで、国は「整備を終えたあとに公衆の利用に役立てること」を条件に工事を認めた経緯があります。

そのため県は、くろよん完成から半世紀にわたり、ルートの一般開放を訴えてきました。
しかし、関西電力は「安全性の観点から開放できない」としてきました。

ようやく事態が動いたのが「立山黒部の世界ブランド化」を目指した石井前知事の時代。
「観光立国」を目標に掲げた国の後押しも受けて、粘り強い交渉を重ねた結果、2018年、県と関西電力は協定を結び、一般開放が決まりました。

30日夜の記念式典に出席した石井隆一前知事は。
石井隆一前知事
「感無量です。やっぱり関電ルートを何とか一般開放して旅行商品化したいというのは県民の悲願でしたから。ますますこれがいいルートになって、富山県だけではなくて日本の観光の目玉になっていけばいいなと思います」

「黒部宇奈月キャニオンルート」は2日、一般開放のツアー初日を迎えます。














