めまいの検査

<(1)聴力検査>
聴力検査は、8段階の周波数の音が流れ聞こえたらボタンを押します。音を感じ取る蝸牛に異常がないかが分かるそうです。
<(2)眼振検査>
眼振検査は、特殊な眼鏡をかけて頭を左右に振り、頭を動かした後の無意識な眼球の揺れ(眼振)を観察・分析します。眼球の揺れ方で三半規管や耳石器、内耳と脳をつなぐ前庭神経など、異常箇所が分かるそうです。
<(3)血圧検査>
寝ている時・立ち上がった直後・立って10分後の両腕の血圧の変動を調べます。例えば、立ち上がって血圧が急に下がると、一時的に脳の血流が減り、脳への酸素の供給量も低下。立ちくらみのようなめまいが起きます。また、血圧が上がる場合も脳の血管の調整が追いつかず、ふらつくようなめまいにつながるのだとか。先生によると、自律神経の乱れによる血圧変動が原因でめまいが起こることもあるそうです。
原因特定率97%!奈良県立医科大学の「めまい検査入院」
原因不明のめまい患者が全国から駆け込む、奈良県立医科大学のめまい難聴センターでは、1週間かけて最多16種類もの検査を行い、不明なことが多いめまいの原因を突き止めています。その特定率は97%(※受診には紹介状が必要で予約制です)。検査入院で行われている検査の一部をご紹介します。
<SVV検査>
SVV検査は、耳石器の働きを調べる検査。検査では、画面に映し出されるバーを自分が垂直と感じる位置まで動かします。これを数回繰り返し、どれくらいズレるかを調べるのだとか。耳石器には、身体の傾きを感知する働きがあり、真っ直ぐ立ったり、歩いたりするために欠かせない器官。耳石器に異常があると、ふらついたり、真っ直ぐ歩けなくなったりするそうです。
<ビデオヘッドインパルス検査>
ビデオヘッドインパルス検査は、三半規管の機能を調べる検査。三半規管には頭を回した時に焦点を合わせる機能があります。そのため、三半規管に異常があると手ブレ防止機能がないカメラで映像を見ているような状態が続くそうです。検査方法は、カメラが付いたゴーグルをかけて前方の一点を見つめ続けます。そして、頭を素早く左右に動かし、その時の目の反応を記録。その結果を見て異常がないかを調べるそうです。
<詳しい検査を受けられる病院は全国にある?>
先生によると、まずは近くの耳鼻科を受診し、原因不明の場合は総合病院や大学病院を紹介してもらうと良いそうです。奈良県立医科大学は、特別な検査をしているわけでなく、めまいの検査全てを1週間の検査入院で受けられるシステムが整っているとのこと。そのようなシステムが整っている病院は全国的にも少ないそうです。
<奈良県立医科大学のめまい難聴センターを受診する場合>
奈良県立医科大学めまい難聴センターは完全予約制で、紹介状をもらって予約をとることが必要です。1週間の検査入院の費用は、3割負担の場合5〜6万円ほどだそうです。














