神輿を激しくぶつけ合う鉢合わせで知られる愛媛県松山市の道後の秋祭りで、松山地裁は分裂状態にある神輿の旧組織に対し、祭りでの運行などを禁じる仮処分を決定しました。

決定を受けたのは、これまで祭りに参加していた旧組織の「持田連合大神輿会」です。

一方、申し立てていたのは、地元の町内会や氏子らが7月に新しく設立した同じ名前の一般社団法人です。

法人によりますと、2024年の秋祭りで、旧組織のメンバーの一部が、別の神輿の担ぎ手を襲撃する事件を起こし、当時の神輿会は、2025年5月に解散しました。

しかし、解散を認めないメンバーらが今年も祭りに参加する意向を示したため、8月13日、法人が申し立てました。

松山地裁は9月28日、旧組織に対し、10月5日から始まる秋祭り期間中の運行のほか、「持田連合大神輿会」の名称や法被などの使用を禁じる決定を出しました。

決定について旧組織側は、神社の総代会や、祭りを運営する「八町会」から参加の了承を得ているとした上で、「裁判所の判断は受け止めるが、八町会と相談したい」としています。