最強寒波による路面凍結などで、各地で事故が相次ぎました。27日は東京でも雪が降る可能性があり、寒さや路面凍結に注意が必要です。
東京でも氷点下 雪に慣れた地域でも“寒い”

27日、夕方を中心に雪が降る見込みの東京。26日朝は今シーズン最低の-3.4℃を観測しました。

26日は全国約9割の地点で氷点下に。最も寒かったのは、長野県・上田市菅平で、-27℃度まで冷え込みました。

地元の人「寒さを通り越して寒いです」

記者「午前9時半の青森市です。連日の厳しい寒さの影響で、こちらの建物には大きなつららが出来ています」

青森市の酸ヶ湯では、雪が降り続き、積雪が全国1位となる3メートル57センチに達しました。
各地で凍結・立ち往生 雪による事故が発生
雪による事故が相次いでいます。香川県・まんのう町では…

記者「ガードレールが約10メートルにわたって大きくゆがみ、その先、田んぼに大型のトレーラーが転落しています。事故当時このあたりの路面は凍結していたということです」

この事故で運転していた男性が顔などに軽いけがをしました。
新潟県・三条市の踏切では、26日正午過ぎ、雪で動けなくなったトラックと、走ってきた特急列車が接触する事故が発生。けが人はいませんでした。

大雪の影響で、25日の未明から立ち往生が続いていた新名神高速道路。

渋滞は一時、約34.5キロに達しましたが、26日午前8時過ぎ、ようやく解消されました。

立ち往生していたドライバー「(止まったのは)25、6時間前くらいですね」
記者「何が一番大変でした?」
立ち往生していたドライバー「ざっくりいうと食べ物」
一方、JR京都線などで列車が立ち往生し、乗客が閉じ込められた問題。26日午後、西日本の社長が謝罪しました。

JR西日本 長谷川一明 社長「重大な運行トラブルを発生させました。お客様ならびに皆様方に心よりお詫びを申し上げます」

立ち往生した原因については、積雪量が想定を上回り必要な措置を早期に取れていなかったということです。
予報士「東京でも夕方から雪やみぞれの可能性 路面凍結に注意」
ピークは越えた寒波ですが、27日、関東では再び雪のおそれがあります。

國本未華 気象予報士
「日本海側の大雪が峠を超えたんですが、そうなると、太平洋側に低気圧や前線が近づきやすくなるんですね。その影響で東京含めた、関東でも雨や雪、場所によって、みぞれが降るという可能性が高くなってきています。夕方に降った雨や雪が翌朝凍るというおそれもありますので、寒さと路面凍結、いずれも注意していただきたいです」














