■犬との暮らしが高齢化社会を救う?

一方、国立環境研究所などの研究チームが約1万1,200名の高齢者を7.5年間追跡した結果、犬との暮らしには驚くべき健康・社会効果があることが分かりました。

解析の結果、現在犬を飼育している高齢者は、飼育経験がない人と比べて「要介護認知症の発症リスク」が48%低いことが示されたのです。

■社会全体への経済インパクト

また、研究チームのシミュレーションによると、犬と暮らす高齢者が増えることで以下のような影響が推計されています。
(犬の飼育率が8.6%→13.4%に増加と仮定した場合)

フードや用品の購入など追加の支出は、4年間で約4.63兆円に上ります。

一方で、認知症のリスクが低下することなどにより、医療・介護費は同じく4年間で約5,920億円削減されると予想されます。

お散歩で体を動かし、地域の人と挨拶を交わす……
そんな日々の積み重ねが健康寿命を延ばし、医療・介護費の節減に大きく貢献するのです。