国も推奨 「快適トイレ」 長時間利用の弊害も…
実はトイレの進化が止まらないそうです。トイレになんと国が注目しました。
2015年:内閣府の有識者会議「暮らしの質」向上検討会が提言
→「ジャパン・トイレ・チャレンジ」と銘打って、国の成長戦略としてトイレを位置づける
進化して心地よいトイレが増えてきました。
東京の渋谷ヒカリエShinQs「スイッチルーム」のトイレはそれぞれのフロアにありますが、地下3階は木目調でキレイなトイレとか、中にはラウンジが付いたトイレもあって、そこでゆっくりできる場所にもなっているそうです。

【芸術的すぎる公衆トイレ】
▼建築家の隈研吾さんがデザインした渋谷・鍋島松濤公園のトイレ
▼建築家の安藤忠雄さんがデザインした渋谷・神宮通公園でのトイレ
こういった特徴的なトイレに入るとゆっくりしたくなっちゃうと思います。
【トイレに長居すると…】
草間かほるクリニック 草間香院長
「『長時間のいきみ+冷え』で肛門に負担がかかり、血の循環が悪くなるため痔になりやすい」
――どうしたら“痔”になりにくいのか?
草間院長
「ロダンの『考える人』のように体を少し前に傾け、かかとを上げるなど、足を高くすることで腸がまっすぐの状態になり体への負担が減らせる」
ホラン千秋キャスター:
ヒカリエなんかすごくわかります。花粉を吹き飛ばしてくれるジェットがあったり、トイレに付加価値をつけている商業施設が増えてきているなと思います。
和式トイレは“絶滅種”? 根強い支持者も
齋藤キャスター:
では和式トイレは消えていくのでしょうか。
【洋式・和式 便器の出荷比率】
▼洋式:17%(1963年)→50%(1976年)→99.8%(2021年)
▼和式:83%(1963年)→50%(1976年)→0.2%(2021年)
※出典:TOTO(株)
TOTO株式会社担当者「『公共施設では不特定多数が使用する便座に触れたくない』というお客様がまだ一定数いらっしゃるようです」
――どんなときに和式トイレを利用するのか?
SNS「急いでいるときは並んでいない和式を使っている」

【和式トイレの最高峰】
▼ホテル雅叙園東京 東京都指定有形文化財「百段階段」のトイレ
1935年:料亭の宴会場として建造
→「お大尽気分」で優雅に過ごせるようトイレも豪華なつくりに
※企画展開催時のみ一般公開
※「めでたづくし×百段階段」3月12日まで開催中
歴史・時代小説家 今村翔吾さん:
江戸時代の1700年代ですけど、トイレにこもって12時間ぐらい出てこなかった人の話があるので、ある意味何百年たっても変わらんような話をやってるんやなと。それはライバル企業の茶屋の“営業妨害をするために”でした。














