「トイレ籠城」という言葉はご存じでしょうか?今、長くなっているというトイレの滞在時間。15分以上滞在する人が増えているようです。「トイレの進化」「ここまで来た日本のトイレ」「和式は消えていく」などスタジオで見ていきます。
増える!?「トイレ籠城」 1人で30分利用も?
齋藤慎太郎キャスター:
トイレに長居するという方も増えているということで、「トイレ籠城」という言葉も出てきているようです。
【トイレの滞在時間】(オフィス・個室の平均)
▼1965年:男性 5分/女性 1分30秒
▼2021年:男性 6分52秒/女性 2分32秒
※日本トイレ協会会員 コマニー(株)調べ
1965年と2021年を比べると、女性が約1分、男性は2分も増えています。
【滞在時間の割合】(オフィス・個室)
▼0~5分=36%
▼5~10分=36.5%
▼10~15分=15.8%
▼15分以上=11.8%
※バカン調べ
トイレに10分~15分以上いる人が全体の約3割です。
20代女性「一人になれる空間ってトイレだから(スマホ)いじっちゃう」
30代男性「(トイレが)キレイだとついつい長くなっちゃうことがある」
洋式化で利用時間長く? 「トイレ籠城」 背景は?
1904年(明治37年):日本に初めて水洗和式便器が製造される
1959年(昭和34年):洋式トイレが普及し始める
1970年代後半:洋式の出荷が和式を上回る
※一般社団法人日本レストルーム工業会「トイレナビ」より
さらに▼外国人観光客が増えてきたこと▼バリアフリー化が進んだこと▼東京オリンピックが開催されたこともあり、公衆トイレも洋式化が進んでいきました。そして、東京メトロでは2020年3月末で全駅での洋式化が完了したということです。